オランダの高校生が作った、海洋ゴミ回収システム!~SDGs 14番 海の豊かさを守ろう~
こんにちは!せかい部運営メンバーのそうたろうです!
突然ですが、皆さんはこの写真を見てどう感じるでしょうか?
日常生活で使うようなものから、工場で使うようなものまで大小さまざまなゴミが海に浮かんでいます。
オランダ人の高校生だったBoyan Slatさんは夏休みにギリシャの海で泳いでいた時、魚よりゴミのほうが多いことにショックを受け、この問題を解決しなければと決意したそうです。
しかし、一度海や川に捨てられてしまったゴミは回収することが難しいと言われており、長らく根本的な解決策もありませんでした。。
彼が16歳の時、太陽光発電で作った電気を活用して生態系にダメージを与えずゴミを回収するシステムを考案し、18歳の時には見事クラウドファンディングで資金を調達することに成功します。
彼の考案したシステムは、浮きをU字型に設置し、その下に設置されたのスクリーン、⾵と潮の流れによって内側にプラスチックごみを集める仕組みです。
装置の電力は太陽光発電でまかなわれ、魚はスクリーンの下をくぐり抜けることができるため、生態系に影響を与えずにゴミだけ回収することができます。
この革新的なアイデアは多くの期間や人に評価され、サンフランシスコや日本の対馬などで実験を重ねてきました。
今後は世界中のゴミが行き着く太平洋ゴミベルトでゴミを半減させるプロジェクトが計画されています。
また、最近ではよりコンパクトで河川のゴミ除去にも対応できる船が開発され、世界各地で実験が行われています。
まとめ
夏休みの海水浴がきっかけで高校生が始めたこのプロジェクトは、世界に大きなインパクトを与えるまでに成長しました。
みなさんも当たり前の日常の中で不思議に思ったことや、興味を持ったことを大切にして、それらのことを考えてみてはどうでしょうか?
そして、たとえ小さなことであっても行動に移して継続していけば何かが変わるかもしれません。
社会問題と聞くと難しそうで身構えてしまいますが、自分の身近にあって無理なくできることを積み重ねていくことでより良い社会に繋がっていくと思います。
ぜひ皆さんの興味がある社会問題をコメントで教えてください!