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慶應大学へ進学! 春学期を過ごして得たもの

今回インタビューに答えて下さるのは、慶應義塾大学(以下、慶應大学)商学部1年生、高校時代にはスペインへ留学をされた難波沙和さん!せかい部運営メンバーのりおが、大学進学をテーマにお話を伺いました!

指定校推薦で慶應大学へ

―どのように進学先を決められましたか?

高校留学の経験があって、海外大の方が自分に合うと思い、帰国後はマレーシアやスペインの大学を目指していました。しかし、高2の2月からパンデミックが起き、スペインの大学が留学生を受け入れないことになり、スペインの大学への進学は断念しました。その時から、現実的に国内進学を考え始め、高3の春には、高校の指定校推薦を受けるか、海外大(マレーシア)かという2択になりました。最終的には指定校推薦での国内大進学に決定しました。両親が国内進学を勧めたことや、せかい部の活動にコミットするために受験を早く終えたいと考えたからです。

―慶應大学商学部を選んだ理由を教えてください。

高1の頃から、ビジコンなどに参加するなど、お金の流れについて学ぶことに、興味がありました。高校生の時は、(詳しく話すと長くなるので説明を省きますが、)自分が考える「良いお金」で溢れるビジネスモデルを世の中に溢れさせたいと考えていました。そのため、大学では行動心理学、経済学、経営学などを学ばないといけないと考えていて、慶應大学商学部はそれらの学問を万遍なく学ぶことができました。それ以外のカリキュラムにも魅力を感じたため、慶應大学への進学を決意しました。

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慶應に通ってみて

―大学に入って感じた慶應の良さは何ですか?

授業の中では、特に「総合教育セミナー」と呼ばれる少人数の授業が面白いです。レポートの書き方やプレゼン方法の基本を学べる上に、大学1年では普通扱わないようなニッチな内容を学習することができます。私は、移民研究と、日本スペイン文化交流史を学んでいます。少人数の授業で、日本でトップの教授からレクチャーを受けたり、クラスメイトとディスカッションできるのがとても楽しいです。
また、周りの学生のレベルが高く、刺激をもらえます。高校時代に友達と話す内容というと、テストや進路など近い未来のことが多かったけど、今、私の周りにいる友達は、校外で活動している学生も多く、みんなが外に目を向けていて、将来の展望についても話ができます。
あとは、今までの話と全然関係ないですけど、慶應は学割が本当に色々な場所で使えるのが最強だと思います!めっちゃ美術館行ってます。笑

―好きな授業、面白い授業について、詳しく教えてください。

一つ目は、少人数セミナーでの移民研究です。授業では日本の移民政策について文献を読み、移民研究に関する基礎的な知識を学びます。自分でも文献を選んで読み、最終レポートを完成させることが目標です。授業の後半では、移民研究の理論的な部分についてレクチャーを受けます。理論と実際に世界で起こる移民問題を照らし合わせ、理解を深めていけるのが、面白いです。
二つ目は、経営学基礎の授業です。経営学の授業は、ある理論に対して批判が出て、それに対する批判が出るという過程を経て、理論がアウフヘーベンするのが学ベて、歴史と理論を一緒に学んでいる感じでとても面白いです。最初は、具体的な経営の方法ではなく、経営の「理論」を学ぶのに驚きました。しかし、授業が本当に面白いので、ポッドキャストみたいにオンデマンド配信を何度も聞いています(笑)

スペインと移民をつなげて

―将来はどのような研究をしたいとお考えですか?

今は、私は移民研究とスペインに興味を持っています。移民研究は様々な学問が関連しているので、移民を切り口に商学的な研究を行うのは面白そうだと思っています。入学した時は留学するつもりでしたが、日本の移民研究をするなら、その必要がないかなと考えるようになりました。日本で、日本と諸外国との関係を研究するのがいいかと思っています。
しかし、スペインはやっぱり大好きなので、スペイン、ひいては南米などのラテン系の国からの移民について研究できたら良いなと考えています。
他にも、現在2社でインスタグラム運用のインターンをしていて、その経験からマーケティングにも興味を持っています。理論と実践を融合するために、大学でマーケティング理論を学びつつ、インターンで学んだことを実践するのもいいかもと思っています。

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新しい経験、出会いから得たもの

―大学生になって、どのような新しい経験をされましたか?

まず、インターンを始めました。入学時から文科省でトビタテ事務局でのインターンを開始しました。また、6月からは、友人が働いているスタートアップでインスタ運用担当の募集があり、そこでインターンを始めました。さらにその会社にコンサルで入っていたデザイン会社の人に、コスメとアパレルブランドのインスタ運用にスカウトされ、10月から3つ目のインターンを始めました。
普通のバイトではやらせてもらえないような仕事も、インターンなので任せてもらえていています。高校の時にはなんとなく使っていたインスタが、ビジネスで用いるにはどうすれば良いか実践できて、とても面白いです。文科省でのインターンは、やりがいが大きく、同じインターンメンバーは優秀で刺激がもらえます。また、上司の方はいつも親身になってくださるので、本当に働きやすいです。もう一つのインターン先には、スタートアップならではのスピード感があり、将来起業したいと思っていることもあって、沢山勉強させてもらっています。どのインターンもリモートワークで、どこにいても仕事ができるのは、魅力的ですね!

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文科省インターンにて、
イベントゲストのゆりやんレトリィバァさんと


他には、今年から海外の大学に通い始めた友人との出会いです。春学期は、世界の名だたる大学に行く同世代と、友達として一緒に過ごすことができました。普通に話している時はどこにでもいる18歳、19歳だけど、少し社会問題の話になると、みんなが当事者意識を持っていて、自分なりの考えがしっかりしているんです。高校の友達にはなかったもので、とても刺激を受けました。例えば、パッと情報やニュースを見て、スルーするのではなくて、どういう背景で問題が起きているのか調べ、自分の中で噛み砕いて、吸収しようと思うようになりました。また、元から物事の因果関係を調べるようなことは好きでしたが、それをさらに面白く感じられるようになりました。自分の意見をシェアする友達ができたのも大きいです。

あとは、一人旅を始めました。インターンでお給料があること、大学生で時間に余裕があることが一人旅を始めるきっかけになりました。春学期中に日本のあちこちを巡り、その先々で新しい出会いがあって、知った気になっていた日本でも、全然知らないことが沢山あると気付けました。ちなみに、今年の夏休みには、1ヶ月間のスペイン・アブダビ一人旅に出かけました。

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