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マザーテレサの死を待つ人の家で🇮🇳

#せかい部 運営メンバーの山野井咲耶です!

インドはコルカタにあるマザーテレサの死を待つ人の家でのボランティアの経験を書いてみようと思います🇮🇳

よく海外では、日本人の宗教観は

Born Shinto, Marry Christian, Die Buddhist(生まれたら神社でお詣りし、結婚は教会で行い、葬式は寺で行う)

と云われます。そんな日本で生まれ育ったので、キリスト教に生涯を捧げたマザーテレサの紙芝居を小学生の頃に読んだ時は衝撃的でした。紙芝居の中に、「犬や猫よりも酷い扱いをされている人々が愛を与えられながら最後を迎えられるように、マザーテレサはインドで『死を待つ人の家』を設立した」とあったのを今でも鮮明に覚えています。そして高校2年の夏休みに死を待つ人の家で活動をしました✈️

インドに到着した瞬間、街の景色が日本とはまるで違うことに驚きました。道路を闊歩する犬🐕や牛🐃、トラックの荷台に10人くらい乗る人々、道端で生活する親子。
経済的に貧しいはずの彼らが、日本人よりも豊かに見えたんですよね。いっつも彼らは笑顔で、例えばこの写真の女性は路上で生活しているんですけど、なんだか輝いて見えませんか?

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一方で、マザーテレサの墓を訪れると、そこには縋るように墓の前で祈りを捧げる女性の姿を目にしました。カースト制度のせいで貧しい暮らしを強いられているそうです。祈りを捧げることで、気持ちが少し救われると言っていました。

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死を待つ人の家の扉を開けた瞬間、見たことがないような光景が広がっていました。床で目を開けたまま倒れ込んでいる人、脚が脱疽状態で岨虫がわいている人…

僕は 、「ナンマド」という同世代の少年と仲良くなりました。彼の皮膚は老人のように硬く、脚も僕の腕ほどの太さしかありませんでした。彼もまた、カースト制のせいで貧しく、治療を受けることが出来ないのだといいます。

今この瞬間も、同世代の若者が理不尽な社会制度が原因で苦しんでいる人々がたくさんいることを知ると同時に、宗教が彼らの心の支えになっていることを知りました。そんな僕の将来の夢は宗教と政策の立場から社会の諸問題を解決することです!

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